小児のアレルギー性鼻炎がその後の喘息リスクを7倍にする

アレルギー性鼻炎は大人だけでなく、小児にも広く見られるアレルギーで、13歳と14歳の小児を対象とした世界的な調査研究では、その罹患率は14.6%にも上り、さらにその有病率は増加傾向にあるようです。

アレルギー性鼻炎の発症は、遺伝的な要因と環境要因が関与していると考えられており、小児期にアレルギー性鼻炎を発症した患者の実に80~90%が、成人後も症状の持続に苦しんでいるのだとか。

喘息発症リスクが7倍

今回、アレルギー性鼻炎を発症した小児7,383人を対象とする調査研究で、鼻炎のある小児患者の思春期前の喘息発症リスクが、鼻炎のない小児の約7倍になることが示されました。

そもそも喘息とアレルギー性鼻炎は、どちらも呼吸器粘膜の疾患で、共通の免疫学的機序を介して症状が表れ、その有効な治療法も類似しているなど、関連性の深い病気だと考えられてきました。

また、アレルギー性鼻炎と喘息を併発している小児患者の場合、鼻炎の悪化はは喘息発作を引き起こす可能性がある一方で、アレルギー性鼻炎に対する治療は、喘息のコントロールを良好にすると言われています。

今回の研究成果によって、小児のアレルギー性鼻炎に対しては、その後の喘息発症を未然に防ぐ意味でも、より早期のうちに的確な治療を受けることの重要性が示されたと言えますね。

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category : 花粉症・アレルギー性鼻炎

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