アルツハイマー病の原因物質”リン酸化タウ”を除去する抗体の作製に成功!

認知症の中のおよそ50%~60%を占めるアルツハイマー病ですが、現時点での国内の患者数は実に200万人にも及ぶと言われています。しかも、超高齢化社会を迎えようとしている我が国において、この数字は今後さらに大きく伸び続けると予想され、アルツハイマー病対策はまさに喫緊の課題であると言えましょう。

アルツハイマー病は、”タウ”と呼ばれるタンパク質に”リン酸”という分子が過剰に結合した異常なタンパク質”リン酸化タウ”が脳内に蓄積することにより発症すると考えられています。

”リン酸化タウ”のみを除去する抗体の作製に成功

今回、大阪市立大の研究チームにより、このアルツハイマー病の原因物質である”リン酸化タウ”のみを除去する抗体の作製に成功したとの発表がありました。実際、アルツハイマー病を再現したマウスに対する実験で、明らかな記憶力の改善が確認できたのだとか。その具体的な実験結果は次の通りです。

(作製した抗体を)マウス約10匹に1週間おきに5回投与し、記憶力を調べるため迷路のプールで泳がせた。ゴールするまで、抗体を投与しないグループは平均35秒かかったが、投与したグループは平均約17秒で、記憶力の改善効果が確認できた。

まだマウス実験レベルの研究成果ではありますが、アルツハイマー病の発症を予防したり、病状の進行を遅らせることができる新たな治療薬の開発に繋がる成果として大いに注目されています。

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category : 認知症・アルツハイマー病

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