アルツハイマー病の進行に免疫細胞”ミクログリア”が関与している可能性

認知症全体の4~6割を占めるとも言われているアルツハイマー病に関して、今回、アメリカの研究チームにより、新たな治療法の開発に繋がる可能性のある画期的な研究成果が報告されました。

ヒトに近い免疫系を備えたマウスを使った実験の結果、アルツハイマー病の初期段階において、ミクログリア”と呼ばれる免疫細胞が分裂して変化し、脳にとっての重要な栄養素であるアルギニンを大量に消費し始めることが判明しました。

ミクログリアの分裂を防ぐ薬剤投与でアルツハイマー病の発症を予防

そこで研究チームは、アルツハイマー病を発症する前のマウスに、上記のプロセスを阻止することのできる薬剤を投与したところ、アルツハイマー病の発症を示す脳内のプラークの発生と記憶喪失を防ぐことに成功したのだとか。

つまり、アルツハイマー病の進行に、本来は脳を保護する働きを有している免疫細胞が関与している可能性が示されたわけです。

今回の研究では、残念ながら免疫細胞がなぜこういったプロセスを辿るのかまでは解明できなかったものの、アルツハイマー病発症の新たな要因の特定と、新しい治療法の開発に繋がる可能性に期待されています。

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category : 認知症・アルツハイマー病

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