アルツハイマー病の日本版「DIAN研究」が今秋にもスタート!

現在、日本国内における65歳以上の認知症患者は約462万人おり、このうちの4~6割をも占めるとも言われているアルツハイマー病は、実は発症する20年以上も前から、アミロイドβなどの原因物質が脳内に蓄積することにより発症する病気であると考えられています。

現時点でアルツハイマー病は、一旦発症を許してしてしまうと、病気の進行をある程度抑えることは可能できるものの、進行を完全に食い止め、発症を予防することはできません。

そこでアルツハイマー病の原因となる遺伝子を持つ ”家族性アルツハイマー病” の未発症者を対象として、2008年にアメリカのワシントン大学を中心として、イギリスやドイツなど150人を超える研究者が集結した国際研究が発足しました。これが、いわゆる「DIAN(ダイアン)研究)研究」と呼ばれるプロジェクトです。

日本版”DIAN研究”が今秋より発足

DIAN研究の発足以来、そんなアルツハイマー病に関する様々な研究成果が発表され、アルツハイマー病研究が飛躍的に進んでいる状況ですが、今回、東京大や大阪市立大などの研究チームにより、”日本版のDIAN研究” とも呼べるアルツハイマー病の全国的な臨床研究が今秋より発足することが決まりました。

DIAN研究同様、将来ほぼ確実にアルツハイマー病を発症する遺伝子を持つ家族性アルツハイマー病の未発症者 50~60人を対象に、発症前後の脳内に蓄積する原因物質の状態などを数年かけて調査し、発症のメカニズムを分析。さらに、実際に治験薬を投与して効果を確認する臨床試験も行われる予定のようです。

アルツハイマー病の他の疾患同様、人種差がある可能性もあり、日本人を対象にした初めての大規模な臨床研究に大きな期待が寄せられています。

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category : iPS細胞

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