アルツハイマー病による認知機能低下は女性の方が倍速いことが判明

これまでの研究で、アルツハイマー病は男性よりも女性の方が発症しやすいと言われてきました。実際、アルツハイマー病患者の男女比も、男性:女性で1:1.5~3との結果が出ており、男性よりも女性の平均寿命が長い点を考慮しても、この男女差を埋めることはできないようです。

アルツハイマー女性患者は倍の速さで衰えていく

今回、アメリカの研究チームは、アルツハイマー病を発症した70代半ばの女性141人と男性257人を対象に、8年間に渡って記憶力などの認知機能の変化を調査しました。その結果、アルツハイマー病による認知機能の低下の進行は、男性患者よりも女性患者の方が速く、およそ倍の速さで衰えていくことがわかりました。

アルツハイマー病の進行スピードに、このような男女差がある理由については、閉経後に大きく減少する女性ホルモンの一種”エストロゲン”が、アルツハイマー病の発症と深く関わっているとする説もあるようですが、現時点ではまだ明らかになっていないのが現状のようです。

アルツハイマー病は、約25年もの長い年月をかけて発症に至ると言われています。いまだ根本的治療法のない現在、何よりも大切なのは予防です。少なくとも、女性はアルツハイマー病を発症しやすく、病状の進行も男性に比べると速い可能性があることをキチンと認識した上で、できるだけ早い段階から予防策を講じていく必要があると言えます。

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category : 認知症・アルツハイマー病

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