あらゆる抗生物質に耐性あるスーパー耐性菌、中国で見つかる

結核など、かつては”死の病”とも言われた多くの伝染病を、それほど”怖くない病気”に変えた抗生物質は、医療の世界に革命をもたらしました。それから約半世紀、今や抗生物質の乱用により、耐性を持つ病原菌が次々と出現しているという深刻な問題に直面しています。

そんな中、スーパー耐性菌にも有効な抗菌薬ポリミキシンに対する耐性を病原菌に与えてしまう遺伝子「MCR-1」を保有する細菌が、今回、中国南部の豚やニワトリなどの家畜やその生肉から発見されました。しかも、家畜サンプルの20%以上、生肉の15%と高確率で見つかったのです。

さらに、広東省と浙江省の2病院から、患者のサンプルの提供を受けて、それぞれ大腸菌と肺炎桿菌を検査したところ、患者のサンプルからもMCR-1を持った細菌が発見されたのだとか。

患者のサンプル計1322件のうち16件と、感染率は低いながらも動物からヒトへ感染した可能性もあり、研究チームによると、現在はまだ中国のみで発見されただけですが、将来的にはMCR-1が世界的に大流行する恐れがあると警告しています。

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category : トピックス

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