パートナーとの死別で心房細動リスク41%増!突然死はさらにアップ

つい先日、約5万人の日本人を対象とした調査研究の結果、離婚や死別などでパートナーを失った人は、脳卒中を発症するリスクが26%高まるという研究成果が発表されたばかりですが、今回、デンマークから、パートナーとの死別と不整脈リスクとの関連について調べた、注目すべき研究結果が発表されました。

研究チームは、1995~2014年の間に収集された、100万人近くに及ぶデンマーク人のデータを対象に、パートナーを亡くした人の心房細動リスクを調査しました。

心房細動は高齢者に多く見られる不整脈の一種で、加齢とともに増加する傾向にあり、現在、日本国内の患者数は100万人以上とも推定されています。心房細動が起こると心臓の中の血液の流れに淀みが生じるため、血栓ができやすくなり、脳梗塞などの重篤な疾患の原因となります。

その結果、パートナーを亡くしたした人は、そうでない人に比べて、初めて心房細動を発症するリスクが約 41%高いことがわかりました。特に、パートナーの死亡前の1ヶ月間の健康状態が良好で、その死去を予想していなかった場合のリスクは 57%と跳ね上がることも。

その他にも、60歳未満でパートナーを亡くした人は、リスクが倍増していたこと、最も心房細動リスクが高くなったのは、パートナーの死去から8~14日後であったこと、但し、約1年後にはリスクの数値が通常レベルに戻っていたことなどもわかったようです。

やはり愛するパートナーを突然に失う悲しみが、心身に与える影響は相当に大きいようです。その当事者にしてみれば、悲しみのさなかに自らの心房細動リスクのことなど頭に浮かぶこともないでしょうから、少なくともリスクが高くなるパートナーの死去後数週間は、周りの人が気をつけて見守ってあげる必要があると言えますね。

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category : トピックス

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