宇宙空間や寝たきりによる骨密度の低下を2つの成分で抑制

非荷重による骨量減少を抑制する2つの成分

人は宇宙での無重力や寝たきり等によって、身体への荷重が少ない状態が長く続くと、たちまち骨量が減少してしまい、重症化すると骨粗鬆症にもつながってしまいます。

この非荷重による骨量の減少を軽減する方策について、これまで様々な研究が行われており、大豆イソフラボンが骨の健康維持に有用であること、さらに、牛乳に含まれるタンパク質から構成される複合物である”乳塩基性たんぱく質”に骨代謝の改善効果があることは確認されていました。

ところが今回、国立健康・栄養研究所と雪印メグミルクの共同研究により、マウス実験レベルではありますが、この大豆イソフラボンと乳塩基性たんぱく質をそれぞれ単独で与えるよりも、この二つを併用して与えることによって、骨密度の低下が顕著に抑制されることが確認されました。

宇宙飛行士と寝たきりのお年寄りを救う発見に

宇宙空間などの微小重力環境では、非荷重を原因とする骨量の減少が地上の数倍から10倍の速さで進むと言われています。一方、地上では高齢化社会が深刻化しており、特に高齢者の骨折がそのまま寝たきりに進んでしまうケースが少なくありません。

今回の研究成果の詳しい作用メカニズムはまだ解明されていないようですが、今後それが解明されれば、宇宙飛行士や寝たきりのお年寄りの骨密度の低下を容易に抑制しうる大きな発見に繋がるかも知れません。

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category : トピックス

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