朝食を抜くと死亡リスクが34~43%も跳ね上がることが判明

先日、食事の栄養バランスに気を配っている人は、そうでない人に比べて死亡リスクが15%低いとの報告を取り上げました。

「食事バランスガイド」を守っている人は死亡リスク15%低い

これは、国立がん研究センターなどにより実施された、全国の45~75歳の男女、約8万人を対象にした約15年に渡る大規模調査の結果判明した研究結果でした。

日本人を対象にした大規模調査でわかった朝食抜きのリスク

そして今回、同じく、日本人の生活習慣が癌とどのように関連しているのかを明らかにするために、40~79歳の男性 34,128人と女性 49,282人を対象に、約20年に渡って追跡した大規模調査のデータを分析したところ、朝食抜きの健康上のリスクが明らかになりました。

その具体的な分析結果は次の通りです。

朝食抜き群は、朝食を食べる群に比べ、男性の循環器疾患による死亡リスク(ハザード比[HR]:1.42)と全死亡リスク(HR:1.43)、女性の全死亡リスク(同:1.34)が有意に上昇した。

つまり、習慣的に朝食を食べない人は、食べる人に比べて、全死亡リスクが男性で43%、女性で34%も跳ね上がっていることがわかったのです。

また、女性の死亡リスクが、がんによる死亡なども含めた全死亡リスクにのみ顕著な上昇が見られたのに対して、男性は循環器疾患、つまり脳卒中や心筋梗塞などによる死亡リスクも1.42倍と、がん死を含めた全死亡リスクと変わらないリスク上昇が見られた点も特徴的です。

これまでにも、朝食を抜くことによる健康上の不利益については多くの報告がありましたが、朝食を抜くことによる実際の死亡リスクとの関連性を調べた研究は少なく、しかも、日本人を対象とした本研究の意議は大きいと言えますね。

ここは冒頭で挙げた報告とあわせて、栄養バランスに優れた朝食を、毎朝きっちりと摂る習慣を身につけることで、死亡リスクを大きく引き下げることに繋がると考えることができそうです。

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category : 食生活

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