乳がん部分切除術中にスプレーで微小がんを光らせて取り切る

乳がんに対する手術の約半数を占めている乳房部分切除術では、全てのがん細胞を取り切れたかどうかを確認するために、摘出した検体の断面にがん細胞が含まれているかどうかを手術中に診断する必要があります。

ところが、病理医が不足している現在の状況にあって、切除した検体の全ての断面を顕微鏡検査で調べることは実質的には難しく、がんを見逃してしまう可能性が指摘されており、手術中にがん細胞を簡単かつ迅速に検出できる新しい手法の開発が望まれていました。

手術中にスプレーするだけ!約5分で微小がんを光らせて検出

今回、東京大学と九州大学病院の共同研究によって、乳腺手術で摘出した検体に対して特殊な蛍光試薬をスプレーすることで、ほんの1mm以下の微小がんでも、散布から5分程度で乳腺腫瘍を選択的かつ強い蛍光強度で光らせることに、実際のヒトのがん臨床検体で初めて成功しました。

この技術は、幅広い種類の乳腺腫瘍に対しても有効とのことで、乳がん部分切除手術中に切断面に微小がんが残っているか否かを、正確に知ることが可能となるため、乳がん再発の劇的な低減につながると期待されています。

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category : 乳がん

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