アメリカの乳がんマンモグラフィー検診は引き続き50歳からを推奨

乳がん検診について、現在、日本の厚生労働省の指針では、40歳以上の女性に対してマンモグラフィーと呼ばれる乳房エックス線検査を、2年に1度受けることが推奨されています。

ところがその一方で、マンモグラフィー検査は乳腺密度が高い乳房では検査精度が低くなるとされており、一般に乳腺密度が高いとされている日本人女性においては、特に40歳代でのがん発見率の低さ、並びに疑陽性率の高さなどが指摘されていることも事実です。

アメリカの乳がん検診開始年齢は、引き続き50歳からに

これに対してアメリカでは、2009年の指針改定時に、マンモグラフィーによる乳がん検診の推奨年齢を、それまでの40歳から50歳に引き上げられたのですが、今回、同指針の改定に当たっても、この方針を引き継ぎ、50~74歳の女性に対して2年に1度受診することを改めて推奨すると発表されました。

これは、マンモグラフィーにより40歳代で乳がんを発見する恩恵よりも、過剰な検査による負担の方が大きいとの判断に基づくものなのだとか。但し、遺伝的にリスクの高い人などについては、早期の検査受診について医師に相談することを勧めています。

もちろん乳がんの発症リスクや検診状況などについては、人種や国によって異なりますから、アメリカがこうだから日本も・・・などと一概に論ずることはできません。ちなみに、日本の厚生労働省は、3月末までにがん検診の指針を改定する予定ですが、現時点で乳がんの検診開始年齢の見直しは議論されていないようです。

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category : 乳がん

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