がんの遺伝子変異を100種類まとめて分析!来年1月より治験開始

がんは遺伝子の変異を原因として発症するとされていますが、たとえ同じ種類のがんであっても、遺伝子の変異にはいくつかの種類が確認されており、当然、抗がん剤の効き方も、それぞれの原因となる遺伝子によって異なります。

近年、がんの原因となった遺伝子の変異を特定し、それに対して有効な抗がん剤を選択するといった治療法が確立されつつあり、現在では保険適用となっているものもあるようです。

但し、これまでの手法では、がんの原因となった遺伝子変異を特定する検査は、1種類ずつしか行うことがでず、時間がかかることから治療が遅れてしまうという大きな問題がありました。

100種類の遺伝子変異を一気に分析

そんな中、国立がん研究センターは、肺がんや乳がんなどの原因となっている約100種類の遺伝子変異を一気に分析する手法を開発しました。そして2016年1月より、同センターの中央病院などで複数の抗がん剤治療を受けたものの、効果が見られなくなった患者を対象に、臨床研究を開始することになりました。

今回の臨床研究で対象となる約100種類の遺伝子変異は、それぞれの変異に対応した有効な治療薬が既に存在するものや、製薬会社が薬の治験に入っているものが多く、変異した遺伝子が特定され次第、最適な治療の開始や実施中の治験の紹介が行われるのだとか。年間200人の患者を対象に分析が行われる見通しです。

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category : がん治療・がん研究全般

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