善玉コレステロールを増やしても心筋梗塞や脳卒中リスク減少せず

悪玉を減らすか、善玉を増やすか

”悪玉コレステロール”であるLDLコレステロールの上昇と、”善玉コレステロール”であるHDLコレステロールの低下は、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患のリスクの増大に繋がります。

ならば、食事や運動などの生活習慣の改善や薬剤を用いるなどして、悪玉コレステロールを減らすか、善玉コレステロールを増やすか、またはその両方の対策を講じることによって、心血管疾患のリスクを下げることができるのではないかとの考え方が一般的でした。

もっとも現在は、脂質異常症の治療としては、スタチンなどの治療薬を使った悪玉コレステロールを減らす方法が主流で、善玉コレステロールを増やす治療法については、なかなかその有効性が確認できていないのが現状のようです。

善玉コレステロールの心血管疾患リスクへの影響

そこで今回、イギリスの研究チームにより、善玉コレステロールの上昇作用が確認されている主要な3つの治療薬における、冠動脈疾患、心筋梗塞、脳卒中など心血管疾患リスクへの影響が確認されました。

その結果、3つの治療薬いずれにおいても、治療薬による善玉コレステロールの増加は確認されたものの、善玉コレステロールの増加による心血管疾患、具体的には冠動脈疾患、心筋梗塞、脳卒中の全てにおいてリスクの減少が確認できなかったという残念な結果に終わったようです。

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+
このエントリーをはてなブックマークに追加

category : 脂質異常症

このページの先頭へ