ぜんそく発症のカギとなるタンパク質を発見し、喘息発症の仕組み解明
ぜんそくなどの重いアレルギー疾患を引き起こすカギとなるタンパク質が発見され、アレルギー発症の仕組みが解明されました。このタンパク質の働きを止める抗体が開発されれば、これまでの対症療法とは違い、喘息の発症自体を抑えることのできる画期的な治療薬の開発に繋がると期待されています。
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ぜんそくなどの重いアレルギー疾患を引き起こすカギとなるタンパク質が発見され、アレルギー発症の仕組みが解明されました。このタンパク質の働きを止める抗体が開発されれば、これまでの対症療法とは違い、喘息の発症自体を抑えることのできる画期的な治療薬の開発に繋がると期待されています。
日本人を含む多様な人種における、主に軽症から中等症の喘息患者を対象とした9件の比較試験のデータを統合的に解析した結果、ビタミンDサプリメントの経口投与により、喘息の病状が悪化するリスクを有意に低下させうるとする最新の研究成果が発表されました。
スウェーデンの研究チームにより、同国の幼小児 約65万児のデータを解析した結果、生後1年以内に犬や家畜と触れあうことで、その後に小児喘息を発症するリスクが顕著に低下するとの結果が得られました。
子ども300人以上を対象として、生後3ヶ月と1年の時点で便を検査した結果、ぜんそくになるリスクが高い子どもは、生後数ヶ月の間に重要な4種類の腸内細菌が不足している可能性が明らかになりました。また、この4種類の腸内細菌を特定することもできたようです。
食物アレルギーをひきおこす免疫細胞の中に存在する「プロスタグランジンD2」と呼ばれる物質に、アレルギー反応を抑制する力があることが、今回初めて突き止められました。これまで無かった食物アレルギーに対する根本的治療法の確立に繋がるかも知れません。
気管支ぜんそくで受診した患者のたんを採取して調べたところ、全体の約3割に当たる患者のたんに、真菌の一種で”担子菌”と呼ばれるキノコの胞子が含まれていることがわかりました。喘息の症状を悪化させている可能性があり、これらを除去できれば症状の改善や予防が期待できるかも知れません。
ピーナツアレルギーを恐れるあまり、生後11ヶ月までの乳児期にピーナツを一切与えないよりも、ピーナツを含有した食品を少しずつでも与えることによって、その後のピーナツアレルギー発症を予防しうる可能性が示されました。
子供のアレルギー性接触皮膚炎の有病率が増えているようです。中でもニッケルは最も多く報告されている原因物質で、それは子供がスマホやタブレットなどの携帯端末に触れる機会が増えたことに起因しているようです。
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