軽度認知障害(MCI)になっても半数は正常に回復する可能性
国立長寿医療研究センターの研究チームによる大規模調査の結果、たとえ認知症の前段階と言われる軽度認知障害(MCI)と診断された人でも、その半数は正常範囲にまで認知機能を回復できる可能性が示されました。
「認知症・アルツハイマー病」の記事一覧
国立長寿医療研究センターの研究チームによる大規模調査の結果、たとえ認知症の前段階と言われる軽度認知障害(MCI)と診断された人でも、その半数は正常範囲にまで認知機能を回復できる可能性が示されました。
歯周病の原因菌が作り出す“酪酸”が、アルツハイマー病を引き起こす一因となっている可能性が示されました。これまでにも、歯周病とアルツハイマー病との関連性については指摘されていましたが、実際の動物の体内で、その関連性を示す現象を捉えたのは今回が初めてです。
2017年1月に発表され話題になった、内閣府の研究チームと明治製菓による「カカオ成分の多いチョコレートを食べると脳が若返る可能性がある」という報告について、今回、裏付けとなる科学的データが不十分だったことがわかりました。
野草のアザミから取れる物質「タキシフォリン」に、アルツハイマー病の原因物質とも目されているアミロイドβの脳血管への蓄積を抑制し、アルツハイマー病の症状を改善させる効果があることがマウス実験で確認されました。
「前頭側頭葉変性症」は認知症の一種で、大脳の前頭葉や側頭葉が萎縮することで、行動や言語に障害が起きる難病ですが、今回、患者から作製したiPS細胞を利用して、前頭側頭葉変性症が発症する仕組みの一端が解明されました。予防薬の開発に繋がる可能性があると期待されています。
WHO神戸センターと神戸大が中心となる共同研究チームは、神戸市の協力のもと、来年より70歳以上の神戸市民約5万人を対象に、認知症の予防・進行抑制の研究としては世界最大規模となる「認知症の社会負担軽減に向けた神戸プロジェクト」を開始します。
アルツハイマー病の原因の一つとも言われるアミロイドβを標的とする新薬”アデュカヌマブ”を用いた臨床試験で、初期のアルツハイマー病患者の脳内に蓄積したアミロイドβを除去し、実際に認知機能低下の進行を減速させるという、驚くべき効果が確認されました。
アルツハイマー病に関連する脳の変化は、遺伝的リスクの高い人においては、早ければ幼少期にすでに確認できることがわかりました。アルツハイマー病が発達に関する病気であるとする仮説を、大々的に拡大する研究成果だと言えます。
脳の老化を防ぐためには、「運動」と「知的好奇心の刺激」が非常に重要な役割を果たすことがわかってきました。今回、この2つの要素を同時に楽しく体験できる旅行が、認知症予防にもたらす効果を脳科学的に検証する産学連携の共同研究がスタートしました。
国立長寿医療研究センターなどの研究チームは、過去に実施された4つの研究結果を分析し、認知症の発症に強く関わる8つの危険要因をリストアップしました。心臓病や脳卒中、糖尿病などの生活習慣病の他、中には握力の弱さや学校教育を受けた年数など意外な項目も…
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