「脂質異常症」の記事一覧

ピロリ菌による胃粘膜の萎縮は脂質代謝にも悪影響を及ぼす可能性

ピロリ菌は胃粘膜に慢性的な炎症を引き起こし、長い年月をかけて胃粘膜を萎縮させ、やがてそれが胃がんの発症に繋がるとされています。ところが今回、そんな胃粘膜の萎縮は、血液中に存在するコレステロールなどの脂質の量を正常に保つ脂質代謝にも悪影響を及ぼす可能性が示されました。

高LDLコレステロール血症の遺伝的要因は2%に過ぎなかった

LDLコレステロールが非常に高い190mg/dLを超える患者については、遺伝的要因が大きいとされてきましたが、今回、過去最大となる遺伝子配列解析を実施したところ、家族性高コレステロール血症に繋がるとされる遺伝子変異を持つ人の割合は、わずか2%に過ぎないことが判明しました。

善玉コレステロール高値で心疾患リスクが上昇する可能性あり

一般に善玉たるHDLコレステロールは、心疾患や脳卒中などのリスクを下げるとされていますが、まれな遺伝子変異によってHDLコレステロール値が高い一部の人においては、心疾患リスクを減少させるどころか、逆に心疾患リスクが高まる可能性が示されました。

高LDLコレステロール血症の新治療薬が日本初承認

心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントのリスクの高い人で、スタチンでは十分にLDLコレステロール値を下げることが難しかった患者さんに朗報です。今回、高コレステロール血症の第一選択薬であるスタチンとは異なる、新規機序の”PCSK9阻害薬”「エボロクマブ(レパーサ)」が、国内で初めて承認されました。

全粒粉の食物繊維が悪玉コレステロールと中性脂肪を下げる

小麦の実を皮ごとすりつぶして製粉した”全粒粉”は、一般に使用されている強力粉や薄力粉などの非全粒粉に比べて、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロール、総コレステロールを顕著に下げる効果が確認されました。

家族性高コレステロール血症患者は2型糖尿病リスクが低いことが判明

今回、オランダで実施された大規模な調査研究により、日本人の500人に1人とも言われる、遺伝的に血液中のLDLコレステロール値が異常に高い”家族性高コレステロール血症”の患者は、そうでない人に比べて2型糖尿病の発症リスクが有意に低いことが分かりました。

スタチンの2型糖尿病発症リスク上昇に関する最新の驚くべき報告

フィンランドでの大規模研究の結果、高コレステロール血症治療としてスタチンを服用していた人は、そうでない人に比べて2型糖尿病発症リスクが46%も上昇していることが判明。これまで不明だったスタチンが糖尿病リスクを上昇させる機序についても明らかに!

痛くなくリアルタイムに血中脂質を測定する検査装置を開発

採血の必要もなく指先を透過する光を測定するだけで、血液中に含まれる脂質をリアルタイムでモニタリングすることができる、新しい検査装置の試作機が開発されました。各家庭に普及すれば日常的な血中脂質管理が可能となりそうです。

善玉コレステロールを増やしても心筋梗塞や脳卒中リスク減少せず

悪玉コレステロールが多いこと、善玉コレステロールが少ないことは、心筋梗塞や脳卒中のリスク因子で、悪玉コレステロールを減らせば、心血管疾患リスクは減少します。ところが今回、善玉コレステロールを増加しても、当該リスクは減少しないことが判明しました。

高コレステロール血症の治療薬が糖尿病の発症リスクを3年間で18%抑制

1,300人もの被験者を対象に、約3年間に渡って追跡調査した世界で初めての前向き研究において、高コレステロール血症の治療薬であるスタチンの一種、ピタバスタチンが糖尿病の発症リスクを3年間で18%も抑制していたことが明らかになりました。

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