国内初のスギ花粉症に対する舌下免疫療法薬「シダトレン」解禁

スギ花粉症は日本で最も多い花粉症で、日本ではおよそ2500万人が発症しているとされています。このスギ花粉症に対する、国内で初めて承認された舌下投与のアレルゲン免疫療法薬が、10月8日に発売されることになりました。

鳥居薬品より発売され、商品名は「シダトレンスギ花粉舌下液」。投与対象は12歳以上の小児および成人で、治療時期に応じた異なる用量の薬液を、1日1回舌下に滴下し、その後2分間保持した後飲み込むだけと、もちろん注射による痛みもなく、自宅での治療も可能なのが特徴です。

シダトレンスギ花粉舌下液による治療の注意点

但し、この治療は全てのスギ花粉症患者さんに効果が期待できるわけではなく、また、治療の完了には3~5年もの期間を要するようです。

また、同薬の使用に当たっては、スギ花粉症の確定診断を行う必要があり、現状その処方は、学会などが実施する講習会を受講し、講習修了医師としてデータベースに登録された医師に限定されています。つまり、どの医療機関でもこの治療を受けられるわけではないということですね。

さらに、このシダトレンスギ花粉舌下液は、スギ花粉飛散時期はアレルゲンに対する患者の過敏性が高まっている場合が多いため、通常であれば2月~4月といったスギ花粉の飛散時期は、新たな投与は開始できません

そして、初回投与時は万一ショックやアナフィラキシー等が発現した場合に救急処置がとれるよう、投与後少なくとも30分間は医師による十分な観察が必要とのことです。

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category : 花粉症・アレルギー性鼻炎

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