がん免疫治療薬「オプジーボ」を小児がんに…国内初の治験スタート

患者自身の免疫力を利用する新しい仕組みのがん治療薬「オプジーボ」は、皮膚がんや肺がん、悪性リンパ腫などの複数のがん治療に使われ、一部の患者に優れた効果が認められています。

しかし、現時点でその投与は大人の患者に限られていました。

そして今回、国立がん研究センターは、小児や若い世代のがん患者に対し、がん免疫治療薬「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)の安全性を確認する、医師主導による臨床試験(治験)を開始しました。

小児や若い世代のがん患者を対象としたオプジーボの治験は国内で初めてです。

小児がんは子どもが発症するがんの総称ですが、絶対的な患者数が少なく、集めにくいため、がんの種類ごとに抗がん剤を開発するのが難しいという側面があります。

また、子どもに多い神経芽腫などの固形の小児がんは、現時点で効果が期待されている薬剤はほとんどありませんでした。

今回の治験の対象となるのは、その神経芽腫などの固形がん、及び「ホジキンリンパ腫」の患者で、二つ以上の抗がん剤治療をしても腫瘍がなくならない 1~24歳の患者、計 26人が予定されています。

オプジーボは高額な治療薬ですが、今回の医師主導による治験により安全性が確認されれば、小児がんに対する有望ながん治療薬となる可能性に期待が集まっています。

今後、2年ほどかけて子どもに必要な投与量と安全性などが確かめられ、その後、あらためて有効性を検討する次の段階の治験に進む計画です。

  1. 国立がん研究センターは、小児や若い世代のがん患者に対する、がん免疫治療薬「オプジーボ」の安全性を確認する治験を開始
  2. 治験の対象は、神経芽腫などの固形がん、ホジキンリンパ腫の患者で、化学療法で十分な効果が得られなかった計26人を予定
  3. 今後、2年ほどかけて必要な投与量と安全性などが確かめられ、その後、有効性を検討する次の段階の治験に進む計画
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category : がん治療・がん研究全般

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