慢性疲労症候群で日中寝たきりの重症者が3割に上ることが判明

これまで健康に生活していた人が、ある日突然に原因不明の強い倦怠感に襲われ、強い疲労感などが6ヶ月以上の長期に渡って継続し、血液検査などの全身の検査を受けても他の病気が見つからず、精神疾患にも当たらない場合は、慢性疲労症候群が疑われます。

また、慢性疲労症候群は強い疲労感に加えて、次のような症状が見られることがあります。

  • 微熱
  • 頭痛
  • のどの痛み
  • 脱力感
  • 筋肉痛
  • 関節障害
  • 集中力や思考力の低下
  • 睡眠障害(不眠と過眠)
  • 気分障害

慢性疲労症候群の実態調査の結果…

今回、厚生労働省により、慢性疲労症候群と診断された患者 251人を対象に実施された実態調査により、日中の大半を寝たきりで過ごすことを余儀なくされている重症患者が約3割にも上ることが明らかになりました。具体的な調査結果は次の通りです。

その結果、身の回りのことができず一日中寝たきりか、ある程度はできるが日中の半分以上は寝たきり、という重症患者が30%いた。掃除や買い物などの家事をした後、症状が悪化する人は94%、寝込んでしまうケースも70%に達した。

90%近くの人が、家事などの後に、「回復に24時間以上かかる身体的衰弱や激しい倦怠(けんたい)感」「睡眠障害」の症状を訴えた。「集中力低下」(78%)、「光や音に対する過敏症」(71%)、強い疲労やめまいなどを伴う「起立不耐性」(64%)といった回答も目立った。

現在、日本では24万人~38万人もの人が、この慢性疲労症候群に罹患していると推定されているものの、その認知度の低さより、適切な診断を受けてないか、うつ病や神経症、更年期障害、自律神経失調症などと誤診されている患者も少なくないようです。

現在、これらの疾患と診断され治療しているものの、症状が思うように改善されない方、特に前述のような症状に心当たりのある方は、この機会にセカンドオピニオンを求められてはいかがでしょうか。慢性疲労症候群は、現時点では根本的な治療法のない原因不明の疾患ではありますが、対症療法により症状が改善したり、ある程度は回復するとされています。

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category : トピックス

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