若い頃の肥満や過体重が、後の大腸がんリスクを倍増させることが判明

女性のがんによる死亡者数の第一位である大腸がん。2020年には男性でも第二位に上昇すると予想されており、2013年に大腸がんで亡くなった人は、4万8千人以上にも及びます。

そんな大腸がんに関して、今回、アメリカの研究チームにより、非常に興味深い研究成果が発表されました。

若い頃の肥満度とその後の大腸がん発症を35年間調査

1969~1976年の間にスウェーデン軍に徴兵された、16~20歳の男性23万9千人以上を対象に、35年に渡って定期的に大腸がん検査を受けさせた結果、結腸がん501件、直腸がん384件の合計885件のがんが見つかりました。

これらの大腸がんの発症と、徴兵当時(16~20歳)の肥満度との関連性を調べたところ、当時のBMIが27~30未満の肥満に近い過体重”とされた人は、正常体重だった人に比べて、中年期の大腸がん発症リスクが約2倍だったことがわかりました。さらに、当時のBMIが30以上で肥満”とされた人は、正常体重だった人に比べて、中年期に大腸がんを発症リスクが 2.4倍にも上っていたのだとか。

10代の過体重や肥満は平均余命も短縮する

1年ほど前ですが、米国内分泌学会において、長期間に渡る210万人以上ものデータを分析した結果、10代の過体重や肥満が平均余命を短かくするという報告もありました。

肥満が糖尿病や高血圧などの慢性疾患のリスク要因であることは議論の余地がないところですが、若い頃の肥満が、その後の余命を短縮し、中年期の大腸がん発症リスクを倍増させることは、決して軽視すべきではないと言えます。

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category : 肥満症

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