肥満で脳が収縮!その収縮率はアルツハイマー病に匹敵することが判明

脳の中にあって記憶を司る重要な部位とされる”海馬”は、アルツハイマー病を発症した場合、まず最初に異常が見られる部位であると言われています。これまで体重と脳に関する研究のほとんどは、中年層を対象に行われてきました。

今回、60代の高齢者を対象とした8年にも及ぶ最新の研究の結果、肥満体の被験者の海馬は、1年で約2%も収縮していることが判明しました。この年間2%という海馬の収縮率は、なんとアルツハイマー病にも匹敵しているのだとか。

では、なぜ太っていると脳が収縮してしまうのでしょうか?残念ながらその具体的なメカニズムはまだ解明されていませんが、次のように考えられているようです。

1つの可能性として、脂肪細胞から浸出する免疫系化学物質が考えられる。脂肪細胞が増えると、これらの化合物の量も増え、海馬で細胞死を促進しつつ細胞誕生を抑制するという二重の影響が現れる。

肥満は認知機能の低下スピードを倍にする

ちなみに標準体重の被験者の海馬の収縮率が、肥満体の被験者の半分程度。と言うことは、肥満の人は、標準体重の人に比べておよそ倍の速さで認知機能が低下することになりますね。

たかが肥満、されど肥満、肥満は認知症以外にも、高血圧や心臓病など様々な生活習慣病に直結しますので、できる限り早いうちから手を打っておくべきだと言えましょう。

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category : 肥満症

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