眼科検診は40歳から~ 成人眼科検診で失明率36%減

テレビやパソコンなどの大画面化、さらにスマホやタブレットなどの携帯端末の普及に伴い、今や老若男女が目を酷使する時代であると言っても過言ではありません。実際、わが国の視覚障害は著しく増えており、2030年には200万人にも達するとの予測もあります。

  • 緑内障
  • 糖尿病網膜症
  • 変性近視
  • 加齢黄斑変性
  • 白内障

日本における視覚障害を引き起こす主要な原因となる疾患は、上記の5つの疾患です。この5大眼疾患だけで、全原因の4分の3を占めるとも言われています。

これらの疾患を発症し、何らかの視覚障害のある人を年齢別に見た場合、その半数が70歳以上で、60歳以上となると全体の72%にも達するのだとか。その意味では、高齢者を中心とした対策が必要だと言えます。

眼疾患は検診に適した病気です

ところが視覚障害は、眼疾患の発症から実際に障害が発生するまでの期間が比較的長く、さらに現在では有効な治療法が存在することから、より若い頃から疾患に備え、できるだけ早期のうちに治療を開始することで、その後の視覚障害のリスクを大幅に減らすことができると考えられています。

しかも眼科検診は、5疾患全般をある程度の感度、特異度で発見できる強みがあるのだとか。つまり、眼疾患は検診に適した病気だと言えるのです。ところが、その医学的効果などについて、これまで十分に検討されていませんでした。

眼科検診は40歳から5年1回のペースで

今回、杏林大学眼科学教授の山田昌和教授により、成人眼科検診を実施することで、上記に列挙した日本の視覚障害の主要原因5疾患による失明者数を 36%も減らすことができる可能性が示されました。

ちなみに、失明者を 30%減少させるためには、眼科検診を40歳で開始し、70歳まで少なくとも5年に1回の割合で実施する必要があるそうです。

視覚障害は本人が気付かないまま静かに静かに進行し、ある時ふと気付いた時にはかなり進んだ状態であることも少なくありません。5年1度であればそれほどの負担でもないので、チェックしておいて損はないと言えますね。

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category : トピックス

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