世界の認知症患者が2050年には今の3倍に!【AD報告書2015】

今回、国際アルツハイマー病協会により作成された「世界アルツハイマー報告書2015」の中で、今後、世界の認知症患者数は、世界的な高齢化が進むにつれて急激に増加し、現在の患者数4700万人から、2050年にはその約3倍に当たる1億3200万人に達する可能性があるとの見通しが示されました。

この数字はあくまで、現在世界に9億人いるとされる60歳以上の高齢者人口が、今後35年間で、富裕国で65%、中低所得国で185%、貧困国で239%とそれぞれ増加するとの予測に基づいて出されたものなのだとか。

生活習慣の改善で予防することも可能

とは言え、認知症の発症は、遺伝子と環境の両方と関係があると考えられており、生活習慣の見直しと改善により、多くの認知症の発症を予防することが可能であるとされているのも事実です。

実際、英ケンブリッジ大学のキャロル・ブレイン教授の研究チームは、認知症との強い関連性が示されている糖尿病、中年期の高血圧、肥満、運動不足、うつ病、喫煙、低学歴といった7つのリスク要因のうち、それぞれを10%軽減できれば、2050年の世界の認知症有病率を8.5%減少し、900万人の発症を予防しうる可能性を示しています。

認知症を防ぐ画一された方法はありませんが、それぞれが抱えている糖尿病や高血圧、肥満などの生活習慣病を、たとえ少しずつでも改善したり、喫煙や運動不足などの生活習慣上の悪習を改めるなどの努力を続けることで、高齢期の認知症の発症リスクを減らすことは十分に可能であると言えます。

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category : 認知症・アルツハイマー病

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