この5年間の認知症リスクがわかる!認知症チェックリストをダウンロード

いまだ根本的な治療法が確立していない認知症ですが、日々の食生活や運動など普段からの生活習慣を改善したり、生きがいを持ってイキイキと生活を送ることで、その発症リスクを大きく抑えることも可能です。

つまり、現時点では認知症を発症してから手を打つのではなく、認知症を発症する何年も前から、認知症予防のための対策を講じておくことが何よりも重要だと言えます。

高齢者を対象とした大規模調査の結果からリスクを予測

そこで今回、星城大の竹田徳則教授らの研究チームは、要介護認定を受けてない65歳以上の高齢者 6,796人を5年間、追跡調査して得られたデータに基づいて、この5年の間に認知症を発症するリスクを簡単に知ることができるチェックリストを開発しました。

以下のリンクよりダウンロードすることができます。

認知症チェックリスト

年齢(75歳以上か否か)や心身の健康状態、生活習慣、現時点での認知能力などを尋ねる全13項目(※)の質問に「はい」か「いいえ」で答え、それぞれに付された点数を加算した合計点で認知症リスクを判定するものです。

(※)うち1項目は、うつ傾向の有無を判定するために、15問の小問が設けられており、そのうち5問に該当する場合のみ1点として計算します。

チェックリストによる具体的な判定は次の通り。

0~2点 1.2 ~ 1.8%
3~4点 3.3 ~ 4.2%
5~6点 8.3 ~ 8.9%
7点 13.7%
8点 27.1%
9点以上 43.6%

特に、7点から8点へ、8点から9点以上へと1ポイント増加するごとに、認知症リスクが大きく跳ね上がっている点が特徴的ですね。

このチェックリストの目的は認知症予防

但し、この認知症リスクのチェックリストは、単に、この5年間の認知症リスクを算定するためだけのものではありません。高齢者本人やその家族が、近い将来における具体的な認知症リスクを自覚することで、今から予防のための行動を起こすキッカケとして活用することを目的に開発されたものなのです。

例えば、年齢(75歳以上)や糖尿病に罹患しているか否か、仕事の有無など、現時点で改善が現実的に難しい項目もありますが、中には次のような、本人の心がけや周りの人の協力次第で、十分に改善することが可能な項目も含まれています。

  • あなたの心配事や愚痴を聞いてくれる人がいますか?
  • スポーツ的活動へ参加しています?
  • バス・電車を利用して外出することはできますか?
  • 食事の用意をすることはできますか?
  • 新聞を読んでいますか?
  • 病人を見舞うことはできますか?

もしもチェックの結果が9点以上の人は、この中の1つの項目を改善することができれば、5年後の認知症リスクを43.6%から27.1%へと大きく低下させることができると言えます。

同様に、8点の人は、チェックリストの項目のうち何か一つでも改善することができれば、認知症リスクを27.1%から約半減することが可能なのです。

たとえ今すぐには無理なことでも、高齢者本人の努力と家族の協力があれば、少しずつでもで改善していけることはあるはずです。是非この機会に、認知症予防に取り組んでみてはいかがでしょうか。このチェックリストがそのキッカケになってくれるはずです。

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+
このエントリーをはてなブックマークに追加

category : 認知症・アルツハイマー病

このページの先頭へ