チョコレートを食べるだけで認知症予防!海馬内の”BDNF”増加を確認

脳内にあって記憶を司る重要な部位とされる”海馬”は、アルツハイマー病を発症した場合、まず最初に異常が見られる部位であると言われています。

この”海馬”に多く存在し、脳の神経細胞の発生や成長、維持や再生などを促進するたんぱく質の一種である”BDNF”は、これまでの研究でアルツハイマー病やうつ病などと関連すること、また、定期的な運動や脳を刺激するゲームなどで増やせることはわかっていました。

チョコレートに認知症予防の可能性

今回、愛知県蒲郡市と愛知学院大、株式会社 明治による産官学共同研究により、チョコレートを摂取するだけで、この”BDNF”を増やせることが分かったのです。この実証研究の詳細は次の通り。

実証研究は昨年6-7月、同市を中心とした45-69歳の市民計347人(男性123人、女性224人)を対象に実施し、カカオ分72%の高カカオポリフェノールチョコを4週間にわたり毎日25グラム(総ポリフェノール量約650ミリグラム)食べてもらい、摂取前後の体重や血圧、脂質や糖の代謝などを調べた。

昨年11月にあった中間報告では、チョコレート摂取による以下の健康効果が確認されていました。

  • 血圧の低下
  • 善玉コレステロール値の上昇
  • 血管の柔軟化による動脈硬化の改善

さらに、チョコレート摂取前後で、危惧されていた被験者の体重とBMIの増加はなく、チョコレート摂取により精神的・肉体的に活動的になったとのアンケート結果も出ていました。そして今回、追加検証によって、次のような結果が得られたのです。

チョコを摂取した後は摂取前と比べ、BDNFが平均6.07から7.39に有意に上昇した。

チョコレートの摂取により”BDNF”が増加することが確認されたのは今回が初めてなのだとか。

チョコレートを食べるだけでBDNFが増える理由は?

チョコレートを摂取するだけで”BDNF”が増える理由としては、チョコレートに豊富に含まれているカカオポリフェノールが脳の血流を促進させること。さらにカカオポリフェノールの強力な抗酸化作用によって、脳神経細胞内の酸化ストレスが抑制されるためではないかと見られています。

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category : 認知症・アルツハイマー病

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