デング熱検査キットが保険適用に!但し、適用条件に疑問の声も

デング熱と言えば、2014年8月、およそ70年ぶりの国内感染が確認されて以来、その対策の必要性が喚起されており、当サイトでも、これまでデング熱関連のトピックスを度々とりあげてきました。

今年5月には、海外渡航者の感染が過去最多であった昨年を上回るペースで増えているとの報告もあり、専門家によれば、2014年のような国内での流行が起きる可能性もあるとのことです。

そんな中、厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は、デング熱のウイルス感染を調べる検査キットを、今月より保険適用することを承認しました。

今回、保険適用が承認された新しいデング熱検査キットは、これまで数時間かかっていた判定時間を15~20分程度に短縮することができ、より早期の治療を可能にするものです。検査費用は1回 2,330円で、患者の自己負担は3割負担の場合で約700円程度で済みます。

と、ここまでは大変素晴らしい話題なのですが、実は、デング熱検査キットの保険適用に当たっては、中医協により次のような条件がつけられており、現在、多くの疑問の声が寄せられているのが現状のようです。

「 本検査は、国立感染症研究所が作成した「デング熱・チクングニア熱の診療ガイドライン」に基づきデング熱を疑う患者のうち、当該患者の集中治療に対応できる機関として別に定める保険医療機関に入院を要する場合に限り算定できる。」

つまり、保険適用の対象となるのは、指定された医療機関に入院が必要なほどの重い症状を呈している患者のみということになります。

このような条件がつけられていたのでは、一般の診療所や病院などの医療現場で幅広く検査することができず、肝心の早期発見に役立てることは難しいと言えますね。早急な見直しが待たれるところです。

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category : その他の感染症

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