デング熱に初のワクチン登場!4つの型全てに予防効果確認

日本でも国内感染が広がるが世界ではもっと深刻…

デング熱のおよそ70年ぶりの国内感染が確認されて以来、今や全国各地で相次いで感染者が確認されています。

現時点では、東京都渋谷区の代々木公園と、その周辺(今回、代々木公園に隣接する明治神宮での感染も確認されたようです)に生息する蚊による感染であると限定的に考えられていますが、今後、さらなる感染の広がりが懸念されています。

とは言え、そもそもデング熱は重症化することは1%~5%程度とまれで、死亡率が高く本当に恐ろしいデング出血熱にまで発展するのは、ほんのひとにぎりだと言われています。まして医療の整った日本においては、その可能性は限りなく低く、適切な治療さえ受けることができれば、デング熱と言えどもそう恐れる必要はありません。

ところが、医療世界保健機関(WHO)の推計によれば、世界の人々の約半数が住む国々が依然としてデング熱の脅威にさらされており、昨年公表の報告書によると、毎年約3億9000万人が感染し、約9600万人にある程度の症状が出現しているのだとか。

世界で初めてのデング熱ワクチンの効果確認

今回、フランスの製薬会社サノフィは、デング熱の予防を目指して開発を進めている世界で初めてのデング熱ワクチンに関し、臨床試験で顕著な予防効果が確認されたと発表しました。

子供を対象とした臨床試験で、デング熱の4つの型全てについて有効性が確認されたのだとか。具体的な研究結果は次の通りです。

中南米・カリブ海地域の約2万1000人の子供を対象にした臨床試験では、このワクチンの接種で感染リスクが60.8%低下した。入院のリスクについては80.3%下がったという。サノフィは約20年にわたりデング熱に対するワクチン開発に取り組んでいる。

医療の充実している日本では、デング熱予防のためにワクチンを接種する必要性があるのか?と言えば微妙なところではありますが、デング熱の流行国の多くにとっては、デング熱の予防の有効性は高いと言えますね。このワクチンは2015年中にも実用化できる見通しなのだそうです。

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category : その他の感染症

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