DHAやEPAは褐色脂肪細胞を増やし、体脂肪を燃やすことが判明

特にイワシやサバなどの青魚に豊富に含まれているDHAやEPAは、心疾患や脳卒中などの心血管疾患をはじめ、動脈硬化や高血圧、脂質異常症、さらには認知症の予防など、実に様々な健康効果が報告されています。

ところが、その詳しい仕組みはまだよく分かっていないというのが現状のようで、科学的に証明されているものは中性脂肪を減らす効果など、現時点ではごくごく限られたものだけのようです。

DHAとEPAが体脂肪を減らすメカニズムを解明

今回、京都大学の研究チームは、青魚などの魚油に豊富に含まれるDHAとEPAが、体脂肪を減らす具体的なメカニズムを、マウスを使った実験で解明することに成功しました。

研究チームは、マウスにDHAとEPAを添加した高脂肪食を10週間食べさせ、高脂肪食だけを与えたマウスと比べたところ、内臓脂肪が15~25%少なかったことが確認されのだとか。

脂肪を燃やす褐色脂肪細胞の秘密は・・・

また、ヒトの場合、脂肪を貯め込む「白色脂肪細胞」と、脂肪を燃やす「褐色脂肪細胞」が存在するのですが、この褐色脂肪細胞の脂肪を分解する作用は、「UCP1」と呼ばれるタンパク質によるもので、肥満対策にはこの「UCP1」の発現を高めることが効果的であると考えられています。

そして、今回のマウス実験において、DHAとEPAを添加した高脂肪食を食べたマウスは、高脂肪食だけを食べていたマウスに比べて、この「UCP1」が4倍多くなっていることも判明したのです。

つまり、DHAやEPAの積極的な摂取が、脂肪燃焼細胞である褐色脂肪細胞の増加を促し、そのことが体脂肪の減少をもたらすという、具体的なメカニズムが確認されたわけです。

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category : 肥満症

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