大人ニキビに悩む男性は将来糖尿病を発症する可能性あり

ニキビは脂質代謝異常が主な原因の一つとされており、脂質線が多い顔や頭、背中、胸などにできやすく、ホルモンバランスが乱れる思春期に発症し、それが改善する青年期以降には自然に軽快するケースが多いとされています。

ところが、いわゆる「大人ニキビ」と呼ばれる青年期以降のニキビは、ホルモンバランスの乱れ以外の原因、具体的にはストレスや食生活、誤ったスキンケアなどを原因として発症するものがあります。

大人ニキビに悩む男性のインスリン抵抗性とメタボとの関連を調査

今回、インドの研究チームは、皮膚科外来を受診した20歳以上でニキビのある男性100人を、ニキビの重症度によって4群に分け、ニキビとインスリン抵抗性、さらにメタボリックシンドロームとの関連について、ニキビのない男性100人との比較調査を実施しました。

その結果は次の通りです。

対照群に比べ,にきびありの群ではインスリン抵抗性を有する割合が有意に上昇していた(11% vs. 22%,P=0.03)。メタボリックシンドロームの割合に有意な差はなかった(9% vs. 17%,P=0.09)。にきびの重症度によるインスリン抵抗性,メタボリックシンドロームの割合に差はなかった。

つまり、特に20歳以降になっても「大人ニキビ」に悩む男性は、メタボとの関連やニキビの重症度による差は認められなかったものの、インスリン抵抗性が高い傾向にあり、前糖尿病状態である「糖尿病予備軍」として、将来2型糖尿病を発症する可能性があることが確認されたのです。

大人ニキビに悩む男性は、洗顔や薬用ローションなどのスキンケアによるニキビ対策のみならず、たとえ現時点では血糖値等に異常が見られなくとも、食生活を中心とした生活習慣の改善を図り、早い段階から糖尿病予防にもしっかりと目を向けて行くべきだと言えますね。

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+
このエントリーをはてなブックマークに追加

category : 糖尿病

このページの先頭へ