拡張型心筋症の子供の心臓に足の筋肉細胞を移植して機能回復

根本的治療法は心臓移植のみ

拡張型心筋症の治療法としての”バチスタ手術”をテーマにしたドラマがありましたが、現実的にはバチスタ手術は根本的な治療法ではなく、現時点ではいくつかの代替案のひとつ、または心臓移植までの時間稼ぎ的な位置づけの治療法なのだとか。

従って、拡張型心筋症など重い心臓病の根本的な治療法は、現時点では心臓移植しかありません。しかし、患者が子供の場合などは特に、ドナーが少ないなどの深刻な問題を抱えているのが現状です。

自らの足の筋肉細胞で心臓の機能を再生!

そんな状況の中、今回、拡張型心筋症を患う11歳の女の子に対して、本人の足の筋肉の細胞を心臓に移植し、心臓の機能を改善させるという画期的な手術に、大阪大学病院が成功しました。

この手術は、女の子本人のふくらはぎの筋肉から採取した”筋肉のもとになる細胞”をシート状に培養した上で、この「細胞シート」を彼女の心臓に貼り付けることによって、弱ってしまった心臓の筋肉を再生させるというものです。

女の子の病状は回復し、今月中にも退院できる見込みで、子どもでの成功例は世界で初めての快挙なのだそうです。

今回の手術の成功は、心臓移植を待つしかなかった多くの人、特に移植手術が難しかった子供達に対して、全く新しく有望な治療法の選択肢と”希望”を与えたと言えますね。

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+
このエントリーをはてなブックマークに追加

category : その他の再生医療

このページの先頭へ