エボラ出血熱ワクチン”持続的な予防効果”をサルで確認!まもなくヒト臨床開始

サルでは高い予防効果を実証

人類が発見したウイルスの中で最も危険なウイルスの1つであるエボラウイルス。西アフリカで多くの犠牲者を出しているこのウイルスには、現時点で承認されたワクチンや治療薬はありません

今回、アメリカの研究チームにより、最新のエボラ出血熱ワクチンに短期間であればエボラウイルスを完全に抑える効果があることがサルを用いた実験で確認されたようです。

また、長期間では部分的にしか抑えることができなかったものの、追加免疫の接種を行うことで持続的な免疫維持が確認されたことから、このワクチンが”持続的な予防効果”を持つことが実証されました。より詳細な実験結果は次の通りです。

研究チームの報告によると、1回のワクチン接種を受けたサル4匹は、5週間後にエボラウイルスにさらされても感染しなかったとされる。

予防効果は時間がたつにつれて弱まり、10か月後にはエボラに感染していないサルは4匹中2匹だけだった。

一方、最初のワクチン1回と8週間後に追加免疫を接種したサル4匹は、最初の接種から10か月後でも感染から完全に保護されていたと研究チームは明らかにした。

ヒトでの臨床試験もまもなくスタート!

このサルでの有望な実験結果を受け、ヒトでの臨床試験は9月初旬…つまり、もうまもなく開始され、この初期臨床試験については年末までには結果が出る見込みなのだとか。

今現在もエボラ出血熱の感染者とその犠牲者は増え続けています。先日はWHOが未承認ワクチンの使用と回復患者の血清治療に合意したというトピックスをご紹介しましたが、より有効性の高いワクチンが、一日でも早くその安全性が確保され承認される日が来ることを願うばかりですね。

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category : その他の感染症

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