リンゴ病が過去5年の同時期で最多に!埼玉で流行警報は4年ぶり

今年の4月半ば、ほっぺが赤くなることから、俗に”リンゴ病”と呼ばれる「伝染性紅斑」の患者数が増加している旨のトピックスを取り上げましたが、あれから約1ヶ月経った現在でもその増加傾向が続いており、当時は首都圏や東北地方など局所的だった流行地も、現在では全国的に広がっているようです。

調査の結果、過去5年の同じ時期よりも多く、特に埼玉県では、今月の8日にはリンゴ病の”流行警報”が4年ぶりに発令されました。本来、このリンゴ病は、7月上旬頃にピークを迎える感染症であることを考えると、まだしばらくの間はこの増加傾向が続くと予想されます。

これまで、このサイトでも何度か取り上げているのですが、2013年に厚生労働省により実施されたリンゴ病に関する初めての全国調査で、驚くべき調査結果が報告されました。今回も過去記事から引用しておきます。

胎児への感染が確認されたのが69人で、そのうちの49人が流産、死産したということは、確率にして実に71%を越える結果ということになります。また、胎児への感染が認められた妊婦さんの半数には、りんご病の症状が出ていなかったというのも恐ろしいポイントではないでしょうか。

つまり、お母さんにはリンゴ病の症状が出ず、その感染に気付かなかった場合でも、胎盤を通して胎児に感染する可能性があり、胎児への感染があった場合は、7割を越える確率で流産や死産に至ったという驚くべきものです。

一般にこのリンゴ病は、子供の間で感染が広がる病気で、子供達の間で感染した場合には、ほっぺや腕などに赤い発疹があらわれる特有の症状以外は、風邪のような症状が出る程度で、重症化することも滅多になく、何ら恐れる必要のない感染症だと言えます。

ところが、上記のように、妊婦さんへの感染は絶対に避けねばなりません。 妊娠されている方は、少なくとももうしばらくの間は、学校や幼稚園など多くの子供が集まる場所には近寄らないなどの対策を講じる必要がありそうです。

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category : その他の感染症

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