リンゴ病がこの時期異例の再流行の兆し!40都道府県で増加傾向

ほっぺが赤くなる特有の症状から、”リンゴ病”とも呼ばれている「伝染性紅斑」の流行の話題は、春から夏にかけてこのサイトでも度々取り上げてきました。というのも、リンゴ病感染のピークは例年、7月頃とされているからです。実際、春から夏にかけて流行したリンゴ病も、9月頃には落ち着きを見せていました。

ところが今回、国立感染症研究所がまとめた11月16日~22日までの週の患者報告によると、40都道府県で前週を上回っており、特に大分県など4県で警報基準値を超過するなど再流行の兆しを見せていることがわかりました。具体的な流行状況は次の通りです。

都道府県別では、大分が2.83人で最多。以下は、熊本(2.4人)、山形(2.17人)、秋田(2.06人)、鹿児島(1.38人)、北海道(1.29人)、福島と埼玉(共に1.11人)、山口と佐賀(共に1.04人)、広島(1.03人)、茨城(1.0人)などの順だった。

感染の拡大に伴い、警報基準値の2.0人を上回る地域が増えつつある。この週は大分と熊本、山形、秋田の4県で警報基準値を超過。患者が前週に比べて倍増した熊本県では、菊池(8.4人)と天草(4.0人)、熊本市(2.06人)の3保健所管内で警報基準値を上回った。

リンゴ病の危険性については、これまでも取り上げる度に、最も注意すべき点について注意喚起してきました。今回も例によって、2013年に厚生労働省により実施された、リンゴ病に関する初めての全国調査の結果を引用しておきます。

胎児への感染が確認されたのが69人で、そのうちの49人が流産、死産したということは、確率にして実に71%を越える結果ということになります。また、胎児への感染が認められた妊婦さんの半数には、りんご病の症状が出ていなかったというのも恐ろしいポイントではないでしょうか。

つまり、妊婦さんにはリンゴ病の症状が特に出なかった場合でも、胎盤を通して胎児に感染する可能性があり、胎児への感染があった場合は、なんと7割を越える確率で流産や死産に至ったという驚くべきものなのです。

妊娠されている方はもちろんですが、そのご家族、特にリンゴ病は子どもの間で感染が広がる病気ですので、小さなお子様がおられるご家庭は特に注意が必要ですね。リンゴ病の予防は、風邪やインフルエンザ同様、うがいや手洗いの励行など一般的な感染症予防対策が有効です。

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category : その他の感染症

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