抗がん剤を効率的にがん細胞に届ける微小粒子の開発に成功!

特定の遺伝子の働きを抑制することのできるRNAの一種 ”siRNA” は、新世代の抗がん剤として今、注目を集めています。

ところが、この ”siRNA” はそのままでは血中で分解されやすいため注射では使えず、がん細胞まで効率良く届ける方法の開発が急がれていました。

”siRNA” を10ナノメートルの微小粒子に

今回、大阪大の山本浩文准教授らの研究グループにより、この ”siRNA” を10ナノメートルの球状の微小粒子にすることに成功したとの発表がありました。ちなみに”ナノメートル”とは、10億分の1メートルですので、10ナノメートルは10万分の1ミリメートル(mm)ということになりますね。

”siRNA” を10ナノメートルの微小粒子にすることで、血中で分解されにくくなっただけでなく、通常がんの近くの血管壁には隙間が多いため、”siRNA” ががんに到達しやすくなると考えられており、実際マウスを使った実験でも、次のような素晴らしい結果が得られたのだとか。

がんが増殖しているマウスに週3回注射すると、18日目には、がんの大きさが従来の方法の3分の1に抑えられたという。

まだ、あくまでもマウス実験レベルでの研究成果のようですが、研究グループはこの微小粒子を、その効率の良さから「スーパーアパタイト」と名付け、今後はヒトでも使える可能性を確認していくとのことです。

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category : がん治療・がん研究全般

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