緑の濃い葉野菜が緑内障予防に効果あり!リスク20%以上低下を確認

ほうれん草や小松菜などの葉野菜に含まれる硝酸塩は、唾液で代謝されると亜硝酸塩になり、この亜硝酸塩が強い発がん性物質の生成に繋がるなどの危険性が以前より指摘されていました。

この点に関して農林水産省は、硝酸塩が発ガン性物質の生成に関与する可能性を認めつつも、通常摂取する程度の硝酸塩では、それ自体は特に人体に有害なものではないとの見解を示しています。

農林水産省/野菜等の硝酸塩に関する情報

その一方で、この硝酸塩が実は心臓や血管に良いことも分かってきており、特に最近ではむしろ、健康に有益であるとする報告が多く寄せられているようです。

10万人以上を対象に硝酸塩の摂取量と緑内障リスクとの関連を調査

そんな中、アメリカの研究チームが、1982~2012に実施された2つの大規模調査研究における被験者、女性 63,893人と男性 41,094人を対象に、食事からの硝酸塩摂取量と緑内障(※)発症リスクとの関連を調査した結果、食事からの硝酸塩の摂取量が多いほど、緑内障の発症リスクが低くなることがわかりました。

(※)より厳密には、緑内障の中でも最も多いタイプの”原発性開放隅角緑内障”のリスクが調べられました。原発性開放隅角緑内障は、自覚症状が乏しく徐々に視野が減少する慢性進行性の視神経症です。

その具体的な調査結果は次の通り。

食事からの硝酸塩摂取量の最高五分位(約240mg/日摂取)における最低五分位(約80mg/日)と比べたRRは0.79(95%CI 0.66~0.93,傾向のP=0.02)であった。

特に,硝酸塩摂取量とPOAGリスクの関連は,周辺視野欠損を伴うPOAG(835例,RR 0.85,95%CI 0.68~1.06,傾向のP=0.50)と比べ,早期の傍中心暗点を伴うPOAG(433例,同0.56,0.40~0.79,傾向のP<0.001)で高かった。

つまり、緑内障全体としてのリスクは、食事からの硝酸塩摂取量が最も多かったグループは、最も少なかったグループに比べて約20%も低く、しかもこの傾向は、周辺視野欠損を伴う緑内障よりも、早期の傍中心暗点を伴う緑内障に顕著に見られたようです。

少なくとも緑内障リスクの高い人は、日頃の食生活にほうれん草や小松菜、チンゲンサイ、水菜、春菊など緑の濃い葉野菜を積極的に採り入れてみる価値はありそうですね。

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+
このエントリーをはてなブックマークに追加

category : 緑内障

このページの先頭へ