脳死ドナーからではなく、心停止した心臓の移植に初めて成功

従来、心臓の移植手術は脳死したドナーの動いている心臓を使っていました。この場合、ドナーはあくまで脳死者に限定されるので、患者に適合する提供者を見つけることが非常に難しかったわけです。

今回、オーストラリアのセント・ビンセント病院などの研究グループは、最大で20分間停止した心臓の移植手術に成功しました。心停止後の心臓の移植に成功したのは世界で初めてなのだとか。

心臓を温めたまま鼓動を保った状態で保管

通常の臓器移植では摘出した臓器を冷蔵して運ぶのですが、今回は停止した心臓をドナーから摘出して蘇生し、新開発した維持装置を使って温めたまま鼓動を保った状態で移植まで保管されました。これにより心臓へのダメージを減らすことが可能になったようです。

これまでは心臓移植が必要な場合、患者に適合する脳死患者を探さなければなりませんでしたが、”循環停止”による死亡後、つまり心停止後に提供された心臓をも利用できるとなれば、心臓移植の可能性が大いに高まると言えますね。

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category : トピックス

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