日本で初めて”脱細胞化”した心臓弁の移植に成功!その様々なメリットとは

大阪大病院は27日、生まれつき心臓の弁に異常がある30代の男性患者に、別の人の心臓弁から作った人工弁を移植する手術に成功しました。

今回移植された人工弁は、ドナーから提供された心臓弁から、細胞を取り除いてコラーゲンなどの”骨格”だけにする「脱細胞化」と呼ばれる技術を用いて作られたもので、ヨーロッパでは既に多くの臨床試験が実施されているものの、日本で行われ成功したのは今回が初めてなのだとか。

人工弁を脱細胞化することにより生まれる様々なメリット

従来の機械を使った人工弁を移植した場合には、血栓症を起こすリスクが高く、手術後は永続的に血液の凝固を防ぐ薬の服用が必要となりますが、今回の手術の場合はその必要はありません。

また、豚や牛の弁から作る生体弁を使った場合、弁の劣化が早く、手術後5~10年もすると機能不全に陥るため、将来に渡って何度も手術が必要となります。

一方、今回の「脱細胞化」処理により、他人の心臓弁から細胞を取り除いた弁の場合は、コラーゲンなどの”骨格”の内部に、患者自身の細胞が入り込み、やがて自分の細胞のように機能するため、拒絶反応の心配もなく、長期間の定着が期待できるのだそうです。

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category : トピックス

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