佐賀県、中3全生徒にピロリ菌検査!検査と除菌治療費を助成

ピロリ菌は、まだ免疫機能が十分に発達していない幼少期に感染し、以後、胃粘膜に棲みついて、繰り返し炎症を引き起こします。炎症と治癒を繰り返すうちに、長い年月をかけて胃の粘膜組織を変質させ、やがて胃がん発症に繋がるとされています。

実際、胃がん全体の実に8割以上がピロリ菌の感染が原因であると考えられており、胃がんリスク低減のためには、ピロリ菌の除菌が有効であることはもちろん、特に、胃粘膜への影響がまだ少ない若い頃の除菌治療の有効性が、非常に高いことは言うまでもありません。

佐賀県の中3全生徒9千人を対象に費用を助成

今回、佐賀県の山口知事は、佐賀県が2014年の「75際未満の胃がん死亡率」が全国ワースト2位であったこと、さらに知事ご自身が、昨年胃がんで入院した経験を踏まえ、県内の中学3年生の全生徒約9,000人を対象に、ピロリ菌検査、除菌治療に必要な費用全額を助成する方針を明らかにしました。

ピロリ菌検査はあくまで任意ですが、本人の了解を得た上で、学校検診で採取された尿を用いて一次検査、陽性の場合にのみ検便で二次検査を実施し、感染が明らかになれば、抗生物質などを用いて1週間ほどの除菌治療に入る予定なのだとか。

このような都道府県単位での取り組みは全国初の試みです。もちろんピロリ菌による胃がん予防効果は高いのですが、除菌治療には少なからず副作用も伴うので注意が必要ですね。この取り組みによる効果が数字となって現れるのは30年、40年先の話ですが、驚くべき結果となって現れることに期待したいところです。

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category : 検査・検診

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