週57グラム以上のナッツ摂取で結腸がんの再発率42%、死亡率57%低下

ナッツ類の摂取は、がんの再発やがんによる死亡リスクに関連する肥満や糖尿病の予防に効果があるとの報告が、近年数多く寄せられています。

そして今回、米ボストンのダナ・ハーバーがん研究所の調査研究により、週に57グラム以上のナッツ類を食べた結腸がん経験者は、ナッツ類を食べなかった人に比べて、がん再発率とがんによる死亡率が大幅に低くなっていることがわかりました。

ナッツの摂取と大腸がんリスクとの関連について調べた研究と言えば、2015年5月に報告された、米ハーバード大などの研究チームによる、がんの既往のない女性約7万5千人を対象に、30年に渡って追跡調査した大規模研究が挙げられます。

その結果、28グラムのナッツ類を1週間に2回以上(今回の研究とほぼ同量)摂取している女性は、ナッツをほとんど摂取しなかった人と比べて、大腸がんリスクが13%低かったことがわかったのですが、残念ながら統計的に有意なものではありませんでした。

今回の研究では、リンパ節まで転移した段階であるステージ3の結腸がん患者 826人を対象に、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類(※)の摂取状況と、その後の結腸がんの再発やがんによる死亡状況が追跡調査されました。

※ナッツ類にはマメ科のピーナッツと、その加工品であるピーナッツバターは含まれません。

その注目すべき結果は次の通りです。

回答者の19%が週に57グラム以上のナッツを食べており、その全員が、食べていなかった人に比べて再発率が42%、死亡率は57%低かった。

前述の2015年のハーバード大による研究に対して、今回の研究は大腸がんの中でも結腸がんに絞っていること、対象者をがんの既往のない女性ではなく、ステージ3のがん患者に限定している点で比べようもありませんが、これだけ顕著なナッツ摂取による効果が確認されたことは驚きではないでしょうか。

ちなみに、この” 週に57グラム ”という量は、アーモンドなら48粒カシューナッツなら36粒の量に相当します。このくらいの量で良いのであれば、苦も無く続けることができそうですね。

  1. 結腸がん経験者はナッツ類を積極的に摂取することで、のがん再発率とがんによる死亡率が大幅に低下する可能性
  2. 週57グラム以上のナッツ類の摂取で、がん再発率が42%、死亡率が57%低かった
  3. この量はアーモンドなら48粒、カシューナッツなら36粒の量に相当
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category : がん治療・がん研究全般

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