加齢黄斑変性のiPS細胞による第2例目の臨床研究は来年6月にも

世界で初めての臨床研究は今も順調

今から1月半ほどさかのぼる9月12日、目の難病である加齢黄斑変性の患者に対して、iPS細胞を使った世界で初めての臨床研究が行われたことは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。

患者さんの腕から皮膚組織を採取してiPS細胞を作製し、これを網膜の中で重要な役割を果たしている”網膜色素上皮細胞”に適切に分化させた上でシート状に培養し、患者さんの目に移植する・・・といった、世界で初めての治験が行われたのです。

第1例目となるこの手術は、危惧されていた大量出血などの合併症も見られず、その後の経過も順調で、患者さん自身が手術の翌日には話していた「見え方が明るくなった」という自覚症状は今も続いているのだとか。

第2例目は来年6月にも

今回、この治験を担当されている先端医療センター病院の栗本康夫眼科統括部長によると、既に臨床研究として第2例目となる患者さんの選定が済み、皮膚細胞を採取していたことが明らかになりました。

現在は、移植の対象となる”網膜色素上皮細胞”の作製に向けて細胞を培養している過程なのだとか。ちなみに皮膚細胞からiPS細胞を作製し、それを網膜色素上皮細胞に分化させて、移植に適したシート状に培養するには、10ヶ月程度かかり、早ければ来年6月にも第2例目となる移植手術が実施できる見通しのようです。

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category : iPS細胞

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