「食事バランスガイド」を守っている人は死亡リスク15%低い

平成12年、厚生労働省と農林水産省は、健康で豊かな食生活の実現を目的に「食生活指針」を策定しました。日々の食生活をどのように組み立てれば良いのかについて、栄養士のような専門家でなくても活用できるように定められたものです。

さらに、この「食生活指針」をより具体的に実践するための参考となるよう、一日に何を、どれだけ食べれば良いかをイラストでわかりやすく示した「食事バランスガイド」が作成されており、その詳細は農林水産省の下記ページで閲覧することができます。

「食事バランスガイド」について|農林水産省

「食事バランスガイド」を守っている程度ごとに死亡率を算出

そして今回、国立がん研究センターなどのチームは、全国の45~75歳の男女約8万人を対象に、この「食事バランスガイド」の内容を守っている程度に応じて4つのグループに分け、平均約15年の長期に渡ってその死亡率との関連を調べた結果をまとめました。

その結果、「食事バランスガイド」を最も守っていたグループは、最も守っていなかったグループに比べて、死亡リスクが 15%低かったことがわかったのです。

この傾向は、特にくも膜下出血や脳梗塞などの脳血管の病気による死亡リスクと強い関連が見られた他、主にタンパク質の供給源である肉や魚、卵、大豆料理などの主菜が適量で、ビタミンやミネラルの供給源である果物の摂取が十分だった人で死亡リスクが低かったようです。

じゃあ、主菜と果物の適量はどれくらい?

ちなみに「食事バランスガイド」で示されている主菜の量は、大豆食品や卵1個の料理を「1つ」、魚料理の1人前を「2つ」、肉料理1人前を「3つ」と換算して、1日に「3~5つ」が適量とされています。

果物の量については、みかんや柿、バナナなどの小さな果物1個が「1つ」、りんごや梨などの大きな果物1個が「2つ」と換算して、1日に「2つ」が適量とされています。

65歳以上の2~3割が低栄養

近年では特に、高齢者において低タンパク質による低栄養化の傾向が見られており、実際、厚労省による「国民健康・栄養調査」の結果、65歳以上の2~3割が低栄養との結果も・・・この機会に、日々の食生活のバランスを見直してみてはいかがでしょうか。

但し、この「食事バランスガイド」は、あくまで健康な人を対象に作られたもので、糖尿病や高血圧などの持病があり、医師や管理栄養士から食事指導を受けている人は、その指導に従う必要があります。

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category : 食生活

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