”国産”抗インフルエンザ薬「イナビル」が欧米での臨床試験でコケる

第一三共が開発した「イナビル」は、2010年9月に世界に先がけて日本で承認された”国産”の抗インフルエンザ薬です。

イナビルは粉末を吸入するタイプの薬で、同種の抗インフルエンザ薬である「リレンザ」が、1日2回の吸入を5日間続けなければならないのに対して、このイナビルは、一度吸入すれば治療が完了するため、その利便性の高さが評価されていました。

治るまでの時間が偽薬と変わらず…

ところが2013年6月~2014年4月に、欧米12カ国の639人を対象に実施された臨床試験の結果、ウイルス量の減少は認められたものの、インフルエンザの症状が治るまでの期間が、プラセボ(偽薬)群との間に有意な差が認められず、その効果に疑問符が投げかけられました。

イナビルの欧米での開発を担当しているビオタ社によると、現時点ではこれ以上独自にイナビルの開発を進める予定はないとのこと。

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category : インフルエンザ

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