笑わない高齢者は脳卒中リスク1.6倍、心疾患リスク1.2倍

今からちょうど1年ほど前に、人生における目的意識が高い高齢者ほど脳梗塞を発症するリスクが低下するという、アメリカの研究チームによる報告を取り上げたことがあります。

高齢者における目的意識の高さと、脳梗塞の実際の病理との関連について明らかにした、初めての研究成果として当時注目を集めました。

日本の高齢者2万人を対象に笑いと脳卒中との関連について調査

そして今回、東京大や千葉大などの研究チームにより、高齢者の笑う頻度と脳卒中の発症との関連についての研究成果が発表されました。

研究チームは、2013年に全国の65歳以上の高齢者に対して調査票を送り、笑う頻度を「ほぼ毎日」「週に1~5回」「月に1~3回」「ほとんどない」の4段階で自己申告してもらい、回答のあった約2万人を対象に分析を行いました。

その結果、「ほぼ毎日」笑う人を基準とした場合、「ほとんど笑わない」と答えた人が脳卒中を発症した割合が 1.6倍に達していることがわかったのです。また、心疾患の発症リスクも 1.2倍と高かったことから、高齢者にとって「笑うこと」は、脳卒中や心疾患の発症を抑えるのに有効である可能性が示されたわけです。

ここは冒頭で挙げた報告と組み合わせ、できるだけ人生における目的意識を高く保ちながら、日々笑うことを意識してポジティブに生きていくことが、健康寿命をまっとうするために重要であると言えますね。

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category : iPS細胞

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