痛くなくリアルタイムに血中脂質を測定する検査装置を開発

定期の健康診断や脂質異常症などの経過観察に必要な血液検査は、検査設備を有している大病院等であれば、1時間程度で結果を出すことも可能ですが、小病院で検査を受けた場合は、外部の専門の検査機関に依頼する必要があるため、結果が出るまでに1週間ほど要するのが一般的です。

指先に光を当てるだけでリアルタイムにモニタリング

今回、産業技術総合研究所により、生体を透過する光を効率良く測定することにより、脂質などの血液中の成分を分析できる検査装置の試作機を完成させたとの発表がありました。

これまでの血液検査は注射器による採血が必要でしたが、この検査装置は採血の必要のない無侵襲で、ただ指先を透過する光を測定するだけで血液中に含まれる脂質をリアルタイムでモニタリングすることができるのだとか。

大がかりな装置が必要なわけでなく、持ち運びが容易なことも特徴の一つで、各家庭や職場への普及がなされれば、日常的な血中脂質管理が可能となるため、脂質異常症の治療やメタボリック症候群予防などに大いに役立ちそうですね。

またこの検査技術は、血液中の脂質だけでなく、様々な血中成分を分析することも可能であることから、将来的には様々な疾患と関連する物質の無侵襲モニタリングへの展望も期待されています。

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category : 脂質異常症

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