肺がんが完全に消滅!新しいがん治療薬の高い効果をマウスで確認

開発中のがん治療薬が、ある特定のたんぱく質の働きを阻害することにより、肺がんを消滅させる効果があることを、マウス実験で確認されました。

米シカゴ大の中村祐輔教授らの研究チームは、がんの発生や増殖に重要な役割を果たすとされている「TOPK」というたんぱく質に注目し、なんと30万種類もの化合物の中から、このTOPKの働きを妨げる化合物を探し出し、それに基づいて新しいがん治療薬「OTS964」を開発しました。

今回、肺がん細胞を持つマウスを作成し、2週間に渡ってこのがん治療薬「OTS964」を投与したところ、腫瘍が縮小するのを確認。さらに「OTS964」投与後も縮小を続け、最初の投与から25~29日後には、なんとマウス6匹中5匹で腫瘍が完全に消滅したのだとか。

肺がん以外のがんへの活用にも期待!

今回の研究成果は肺がんに対する効果と限定的ではありますが、実はこのたんぱく質「TOPK」は、乳がんなど他の様々ながん細胞の増殖にも関与していることから、肺がん以外のがん治療に対しても活用が期待できると考えられています。

来年である2015年の秋にも、ヒトを対象とした臨床試験がシカゴ大で開始される予定なのだとか。期待しましょう!

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category : がん治療・がん研究全般

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