55歳以上の進行性のうつ病で、その後の認知症リスク特に高く

これまでの研究で、うつ病の発症と認知症の発症との間には、何らかの相関関係が見られることはよく知られていたものの、その詳細については明らかではありませんでした。

但し、一口にうつ病と言っても、その発症原因が様々なら、症状のあらわれ方にも様々なタイプがあります。

そこで今回、オランダの研究チームは、うつ病の種類と認知症発症との関連性に着目し、55歳以上の様々なタイプのうつ病患者 3,325人を対象に、うつ病の種類に応じて5つのグループに分類した上で、その後の認知症発症状況を10年間に渡って追跡調査しました。

その結果、うつ病の中でも進行性のうつ病患者のグループにおける認知症発症率が突出して高く、その他のうつ病のグループが約10%であったのに対し、約22%(255人のうち55人が発症)と、およそ1.5倍であったことがわかりました。

つまり、今回の研究成果により、うつ病の種類によって、その後の認知症の発症率に違いがあることが初めて示されたのです。

今回の結果を受けて研究チームは、一定の年齢以上(今回の調査は55歳以上でした)における進行性のうつ病が、認知症の初期症状である可能性があること。さらに、もしかすると両疾患の発症原因が同じである可能性まで言及されています。

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category : うつ病

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