味噌汁を1日3食!2型糖尿病の発症予防に有効な可能性

最近の調査により、味噌汁を1日3食飲むことは、2型糖尿病の発症予防に有効である可能性が指摘されていることをご存じですか?

山形県高畠町の集団検診を受診した40歳以上の男女1,564人を対象にした調査を実施したところ、次のような非常に興味深い結果が出ました。

男性で味噌汁を1日3杯以上飲んでいる人たちは、味噌汁を1日2杯以内しか飲んでいない人たちに比べて、空腹時の血糖値平均が明らかに低くかった…

なぜ味噌汁で糖尿病を予防できるのか?

人間の脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンと呼ばれるホルモンには、脂肪の燃焼や血糖値を低下する働きがあり、味噌などの大豆由来食品に含まれるたんぱく質には、このアディポネクチンの合成を増加させる作用があります。

すなわち、毎食のように味噌を摂取することが、結果的に血中のアディポネクチンを増やすことに繋がり、それが血糖値の上昇を抑制し、糖尿病の発症を予防していると考えられています。

実際、被験者の血中アディポネクチン値を測定した結果、味噌汁を1日3杯以上飲んでいる男性のほうが、1日2杯以内しか飲んでいない男性に比べて明らかに血中アディポネクチン値が高かったのだとか。

味噌汁の塩分は大丈夫?

味噌汁が糖尿病の予防に効果があるとしても、味噌汁に含まれる塩分が高血圧の原因になったり、高血圧症を悪化させるリスクは気になるところです。

確かに、塩分の摂りすぎは高血圧、さらには脳卒中や動脈硬化などの生活習慣病に直結する危険が高まると言えます。ところが、この調査の評価項目には血圧測定もあったのですが、1日2杯以内の人たちと1日3杯以上の人たちで血圧値に差はなかったのだそうです。

とは言え、毎食のことですから、塩分摂り過ぎによるリスクをできるだけ低く抑えつつ、この味噌汁の糖尿病予防効果を享受できるよう、減塩味噌を使うなどの対策は必要かも知れません。最近は減塩味噌でもしっかりとダシを効かせた美味しいものがありますしね。

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category : 糖尿病

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