軽めから適量の飲酒は急性心筋梗塞リスクを最大28%低下させる

健康に対する飲酒の影響をめぐっては、これまでにも様々な報告がありました。実際、このサイトでも1年ほど前に「”酒は百薬の長”に疑問!アルコールは控えるほど健康的に」と題して、イギリスで発表されたばかりの研究成果を取り上げたことがあります。

その研究成果とは、26万人以上もの欧州系の人々を対象とした50本の研究論文を精査したところ、アルコールの摂取量を控えれば控えるほど、心臓病のリスクが軽減するなどの可能性を示したものです。

つまり、いわゆる ”酒は百薬の長” に対して疑問符を投げかける報告だったわけです。ところが今回北欧から、それとは逆に、適量の飲酒は急性心筋梗塞リスクを低下させるという最新の研究成果が発表されたのです。

発表したのはスウェーデンとノルウェーの研究グループで、住民約6万人を対象として、アルコールの摂取量と急性心筋梗塞の発症について、約12年に渡って追跡調査した結果、アルコールの消費量が軽めから中程度の人では、急性心筋梗塞の発症リスクが低いことがわかりました。さらに、1日の飲酒が1杯増えるごとに、急性心筋梗塞の発症リスクが最大で28%低下していたようです。

もちろん、あくまで適量の飲酒の範囲内で見られた結果であり、過度の飲酒が健康を害する点で争いはありません。また、この研究結果は北欧人を対象にしたものであり、その”適量”が人種間で異なることは言うまでもありません。

冒頭で挙げた去年の報告に比べると、今回の報告はお酒好きな人にとっては朗報と言えますね。少しは気分良くお酒が飲めそうですが、前述の理由から、くれぐれもこれを鵜呑みにして飲み過ぎたりしないようにご注意ください。

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category : 喫煙習慣・飲酒習慣

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