”モーニングアタック”のメカニズムを解明!犯人は免疫細胞内の時計遺伝子だった

モーニングアタックの花粉症に限らず、じんましんなどのアレルギー症状は、特に夜や明け方に重くなると言われています。また1日のサイクルの中で、ある時はひどくなったり、またある時は一転して楽になったりと変化していることは、誰しも実感として持ってらっしゃるのではないでしょうか。

そんなアレルギー症状が一日のサイクルの中でなぜ変化をするのか?実はその詳しいメカニズムは分かっていませんでした。

体内のあらゆる細胞に備わってる”あの遺伝子”が犯人だった

そもそも体の全ての細胞には、時間帯によって血圧や内臓機能などを調節する時計遺伝子があるわけですが、アレルゲンに反応してくしゃみや鼻づまりなどのアレルギー反応を引き起こす免疫細胞にも当然に時計遺伝子が備わっています。

山梨大医学部の中尾篤人教授らの研究グループは、時間帯によって免疫細胞から放出される炎症物質である「ヒスタミン」の量が多かったり少なかったりするのは、この時計遺伝子のせいだと推測しました。

そこで試しにマウスの免疫細胞を使って、放出されるヒスタミンの量を測定したところ、通常は時間帯によって放出されるヒスタミンの量が増減したのに対して、細胞内の時計遺伝子の働きを妨げてみると、放出されるヒスタミンの量が一日を通して一定になったのだとか。つまり、時計遺伝子がアレルギー症状を1日のサイクルの中で時間帯によって重くしたり、軽くしたりしていたことがわかったわけです。

これまでのアレルギー治療とは異なるアプローチの新薬開発に期待

これまでアレルギー症状の中心的な治療法は対症療法でしたが、今回の発見によって、これまでのアレルギー治療とは異なるアプローチ、つまり・・・時計遺伝子に直接働きかけて症状を緩和する新たな点鼻薬などの開発につながる可能性があるのだそうです。今後の研究に期待しましょう!

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+
このエントリーをはてなブックマークに追加

category : 花粉症・アレルギー性鼻炎

このページの先頭へ