非アルコール性脂肪肝炎(NASH)をエゴマで予防!ルテオリンの効果を確認

アルコールの摂取を原因とせず、飲酒の習慣がない人が生活習慣などを原因として発症する脂肪肝炎は、「非アルコール性脂肪肝炎(NASH:ナッシュ)」と呼ばれています。

この非アルコール性脂肪肝炎は、自覚症状はほとんどなく、画像検査や血液検査だけでは脂肪肝か肝炎かの判断が難しく、発見が遅れることも少なくありません。また、最近では肥満の子どもにも多く見られており、その対策が急がれていました。

このサイトでは、これまでにも、この非アルコール性脂肪肝炎に関する重要なトピックスを二度に渡って取り上げてきました。一つは、NASHの原因となっている物質を特定したというもので、もう一つは、NASHの早期発見を可能とする検査手法の開発に関するものでした。

そして今回、非アルコール性脂肪肝炎の予防や進行抑制に関する最新の報告があったので取り上げておきます。

エゴマの成分が非アルコール性脂肪肝炎に効果あり

今回の報告は名古屋市立大の研究チームによるもので、話題の健康食材であるエゴマなどのシソ科の実に含まれているポリフェノールの一種 「ルテオリン」が、脂肪肝を予防し、それによる炎症を抑制すること、さらに、この「ルテオリン」が非アルコール性脂肪肝炎の進行を抑える顕著な効果があることを、マウス実験で明らかにしました。

エサに含ませてラットに与えた。12週間後、ルテオリン入りのエサを食べたラットは、摂取していないラットと比べて肝細胞内の脂肪が10%少なく、炎症を起こしている肝細胞も約45%少なかった。

さらに、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の状態にしたラットでも実験。ルテオリンを摂取したラットは、炎症している肝細胞の数、変形して機能が落ちた細胞の数ともに約30%少なく、進行が抑えられていた。

つまり、通常の餌にルテオリンを追加しただけで、肝細胞につく脂肪を減らし、炎症を抑えただけでなく、既にNASHを発症したマウスに対しても、病状の進行抑制効果が見られたわけです。これは、フラボノイドの一種 「ルテオリン」の優れた抗酸化作用によるものと見られています。

「ルテオリン」はエゴマだけでなく、シソや春菊、ピーマンなどの野菜、さらにはミントやローズマリーカモミールなどのハーブに含まれる成分です。まだマウス実験段階ではありますが、脂肪肝が気になる方は、この「ルテオリン」を、日々の食事に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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category : 肝臓の病気

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